資産ずかんについて(計算のしかた)
資産ずかんは、上場企業が金融庁のEDINETに提出した有価証券報告書をもとに、創業者・役員・大株主の資産額・年収・受取配当を人物ごとにまとめたサイトです。
資産額
有価証券報告書の「大株主の状況」と「役員の状況」に載っている持株数に、その決算期末の株価を掛けて計算しています。
- 決算期末の株価は「株価収益率(PER)×1株当たり当期純利益(EPS)」で求めています(どちらも有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」の数字です)。
- 赤字などでPERが載っていない年は、その年の最高株価と最低株価の中間を使っています。
- 上場株式以外の資産(不動産・預金・非上場株式など)や、借入金は含みません。
- 大株主の欄は上位10名までなので、それより少ない持株は載りません。
資産管理会社
創業者の多くは、個人名義のほかに資産管理会社を通じて株を持っています。資産ずかんで持ち主を確認できた資産管理会社の持株は、持ち主の資産額に足し、「うち資産管理会社を通じた分」として分けて表示しています。
年収(役員報酬)
- 報酬が1億円以上の役員は、有価証券報告書に個人ごとの報酬額が載っているので、その金額です。
- それ以外の役員は、その会社の同じ区分(社内の取締役・社外役員・監査役など)の役員の平均報酬で推定しています(「推定」と表示)。
受取配当
持株数×1株当たり配当額(年間)で推定しています。資産管理会社が受け取った配当は持ち主の配当に足し、内訳(個人名義/資産管理会社)も表示しています。
総所得の予想額
役員報酬と、受取配当(推定)の合計です。資産管理会社を通じて受け取った配当も、持ち主の所得として足しています。税金を引く前の金額で、株の売却益・不動産収入などは含みません。
納税額の推定
役員報酬と個人名義の受取配当から、所得税(復興特別所得税を含む)と住民税を推定しています。
- 報酬は給与所得として、給与所得控除・基礎控除と、社会保険料(報酬の15%、上限200万円とみなす)を引いて計算します。扶養・医療費などほかの控除や、ほかの所得は考えません。
- 配当は、その会社の株を本人と資産管理会社(本人が50%超を持つ同族会社とみなします)で合わせて3%以上持っていれば総合課税(配当控除あり)、3%未満なら20.315%の分離課税で計算します。2023年10月から、3%の判定に同族会社の持株も合わせるルールになっています。
- 有価証券報告書の役員の「所有株式数」に資産管理会社の持株を含めて書いている会社があります。大株主の表の本人の株数との差が、同じ表の法人株主の株数とちょうど合うときは、その法人を資産管理会社とみなし、本人名義の分と分けて計算します。
- 合計の所得が3.3億円を超える人には、2025年分からの「極めて高い所得に対する負担の適正化」の追加の所得税も足しています。
- 資産管理会社が受け取った配当にかかる法人税などは含みません。
世界の株長者ランキング(日本・米国)
米国は、米国証券取引委員会(SEC)に提出された役員・10%以上の大株主の報告書(Form 3/4/5)の「取引後の保有株数」から計算しています。
- 持株:直接保有と、信託・LLC などを通じた間接保有の合計。オプション・RSU(譲渡制限付き株式ユニット)・優先株は含みません。同じ家族の会社の株を複数の人が報告している場合は、人数で割っています。
- 株価:SEC の Fails-to-Deliver データ(前日の終値)を使い、無い銘柄は 13F(機関投資家の保有額÷株数の四半期末の中央値)を使います。
- 配当・CEOの報酬:各社が XBRL で開示した1株配当(年間)と、Pay versus Performance のCEOの報酬総額です。
- 円換算:欧州中央銀行の参照レート(ドル円)で毎回換算しています。
- 米国以外の取引所の株、非上場株・現金・不動産などは含まないため、Forbes などの長者番付とは金額が異なります。
株以外の資産の推定
過去の所得と納税額から、現金・預金など株以外の資産の目安を出しています。
- 毎年の手取り=役員報酬+本人名義の受取配当−推定の納税額−社会保険料。
- 資産管理会社が受け取った配当は、法人税などで約2割引いた額が会社に残るとみなして足します。
- 株を売った分:同じ会社の持株が前の年から減っていれば、その株数×株価(前の年と今年の決算期末の平均)を売ったとみなし、本人名義は税(20.315%)、資産管理会社は法人税など(約3割)を引いて足します。株式分割・併合はそろえてから比べ、本人から資産管理会社へ移した分は売ったことにしません。贈与・相続で減った分も売ったように見えることがあります。
- データのある年(有価証券報告書を読み込んだ年)の分だけを足しています。生活費・不動産・寄付などに使った分は引いておらず、それより前の年の蓄え・相続なども入っていません。あくまで目安です。
相続税の目安
上場株の資産額と株以外の資産(推定)を遺産とみて、2015年からの税率で相続税を計算しています。
- 遺産の評価額=本人名義の上場株(決算期末の株価)+資産管理会社の株(含み益にかかる法人税等相当額37%を引いた額)+株以外の資産(推定)。
- 基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を引き、法定相続分で分けたとして速算表で「相続税の総額」を出します。
- 実際も法定相続分どおりに分けたとして、配偶者は1億6,000万円か法定相続分の多いほうまで税金がかからない「配偶者の税額軽減」を入れています。
- ランキングと人物ページの最初の表示は「配偶者と子2人」の場合です。家族の人数は有価証券報告書ではわからないため、人物ページで選べます。名前や続柄ごとの実際の家族の情報は載せていません。
- 事業承継税制(納税猶予)・生前贈与・財団への寄付・借入金・葬式費用・生命保険の非課税枠などは入っていません。あくまで目安です。
年ごとの推移
各社の決算期末の年でまとめています(2026年3月期と2025年12月期は、それぞれ2026年・2025年)。
同じ名前の人について
名前(表記)が同じ人は、同じ人物としてまとめています。別の人の場合はお問い合わせからお知らせください。
最終更新:2026/10/28